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久石譲、作曲の魔女の宅急便から【海の見える街】コード分析② [楽曲分析]








今回は魔女の宅急便の【海の見える街】コード分析の2回目になります。
前回はイントロ部分のコード分析行いましたが今回はAセクションの部分を分析していきます。


まずはピアノのみですがメロディとコード進行を聴いてみましょう。



そして今聞いて頂いた譜面データが下記になります。

111.JPG


やはりイントロ同様特徴的なのが、ベースの音が半音で進行してる部分ではないでしょうか?
そしてただ闇雲に半音進行をしているのでなく8小節全体の考えて進行させているのが全体を見ると良くわかります。









次の画像見てください

112.jpg


ざっくりですが赤いラインでベース音が上昇しているのか下降しているのか?
を表現してみました。

これを見ると前半は下降していて後半は上昇をしています。
メロディでもそうですが、この様にコードでも規則性を持たせると全体を聴いた時に非常に良い効果をもたらしてくれますので、ベース音を半音で進行させる場合は覚えておくと便利だと思います。


そしてここが一番、個人的には難しいと思うポイントですが全てのコードが半音で進行していない部分があるという事です。


これに関しては次回のブログで詳しく紹介をしていきますので、
本日のコード分析はここまでとします。











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久石譲、作曲の魔女の宅急便から海の見える街を分析してみる① [楽曲分析]









今回は楽曲分析の記事になります。


分析する楽曲はスタジオジブリの作品で魔女の宅急便から【海の見える街】です。

下の動画でまずは曲を確認して見てください




今日はイントロの部分を分析していきます。
まず下のコードとメロディが記譜された画像をご覧ください。

Aの画像
1.JPG


次にポイントとなる部分に番号をつけてみました。
①~③の部分を分析していきたいと思います。


Bの画像
2.JPG


まずは原曲でメロディとコードがどうなっているか聴いてみましょう。



次にBの画像で①~③の部分を線で修正してあると思うのですが、
この部分のコードを変更したので改めて聞いてください










①は分数コードではなく基本形に戻した状態
②はCM7にした状態
③はD7にした状態



どちらを聴いて良いと思ったでしょうか?
恐らく原曲のコード進行の方が良いと感じた方が多いかと思います。

では何故良いと感じたのか?
1ずつ説明をしていきます。


画像Aの譜面上のコード進行を参照
①の部分ですがベースの音がBになっていますが、
何故Bの音にしているか?


理由はBを起点にして4小節目のDまでベース音が半音で進行しているが分かるかと思います。



なので、半音進行を意識したコード進行にする為、この部分をBにしたのでは?

と分析が出来ます。


②の部分はダイアトニックコードではないコードになっています。

このコードは♯Ⅳm7コードと言い、コードの経過としての役割で使用される事が多いです。




今回のコード進行をみてもベースがC→C♯→Dとなっている所を見ると、

役割通りの使い方をしているのが分かります。





③の部分をB7にしている理由としては、

譜面上には記載がありませんがAメロの頭の部分がEmのコードなっている事が理由として大きいです。



何故ならB7はEmに対して強進行をし尚且つセカンダリードミナントのファンクションを持っていて
解決先はEmのコードになります。




なのでB7からEmはとてもスムーズ聴こえるはずです。




まとめると・・・

半音進行を意識していて、Aメロの手前ではダイアトニックコード使用せず、

セカンダリードミナントを使用する事で、よりAメロの入り方に印象を与える効果がある。





以上が今回のコード進行の分析となります。








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